【未経験者向け】エンジニアを目指す人におすすめの資格

2023年5月21日

こんにちは、kadです。

今回はこれからITエンジニアを目指す方向けに取得をおすすめする資格をご紹介いたします。

これからITエンジニアを目指す方にとっては、エンジニアになるために色々取り組んではいるけど、実績もないし、どうやって自分の実力を面接で示せばいいんだろうとお悩みの方がいると思います。

面接のためにポートフォリオは作っても、どのくらいのものを作れば実力があると示せるかってのもイマイチ分からないし、そもそも未経験で現場のエンジニアの方が認めるようなすごいものを作るのも難しいはずです。

そんな時に大きな味方になってくれるのが資格です。

資格を所持していることで、自分がどの程度の知識を有しているかを証明することができますし、本気でエンジニアを目指しているんだな〜という気持ちを伝えることができます。

そして何より自分の自信に繋がります。

未経験からエンジニアを目指す方向けに、未経験からITエンジニアに転職した私が実際に取得したおすすめの資格をご紹介いたします。
(私がインフラエンジニアをしているため、かなりインフラ寄りの紹介となっておりますが、ご了承ください。)

基本情報技術者

独立行政法人情報処理推進機構(以下IPA)が主催するITエンジニアの登竜門と言われている国家資格です。

ITエンジニアになりたい方は、まず目指すべき資格です。現場の方も大体の方が持っていると思われます。

登竜門とはいえ、未経験者にとっては試験範囲も広く、合格率も20〜30%代(R2年以降は40%代)なので、決して簡単な資格ではありません。取得していれば、それなりの知識を持っていると認めてもらえると思います。

未経験者はぜひここから始めましょう!

基本情報技術者が難しいと感じる方は、同じIPAが主催している「ITパスポート」から始めるのもいいと思います。(自分はお金と時間を無駄にしたくないというドケチ精神からITパスポートは飛ばして基本情報から受けました。落ちなくてよかったです。)

※2023年4月から基本情報技術者試験の改定があり、試験時期や出題形式などが大きく変わったようです。該当する試験を受ける方はIPAのホームページなどで確認をしましょう。

応用情報技術者

こちらもIPAが主催する国家資格です。スキルレベルは3にあたり、スキルレベル2の基本情報技術者よりも難易度が高い試験になっております。

基本情報技術者と比べると試験の範囲は広がり、出題形式も午後試験が記述式になり一段階難しくなっている印象です。合格率も20%前半のため、しっかりと対策をしないと合格は難しい試験だと思います。

難しい試験だけあって未経験でこの資格を持っていると評価してもらえると思います。
自分は内定をもらった段階ではこの資格は持っておりませんでした。(試験結果待ちの時に内定をいただき、その後合格していました。)

こちらはエンジニアとしての知識の幅も広がるので、エンジニア転職後でもぜひ取得してみてはと思います。
合格した暁には、スキルレベル4の高度試験を目指していきましょう!(自分は今後挑戦予定です。)

Linux技術者認定試験(LPIC or LinuC)

こちらはどちらもLinuxの技術者のスキルを認定する資格となっております。

LinuxとはWindowsやmacOSなどのOSの一種で、主にサーバなどに使われています。Linuxは多くのサーバで使用され、日本企業でも約7割ほどがLinuxのサーバを使用していると言われています。そのため、Linuxが使えるようになるとLinuxサーバを使用している企業で活躍することが期待できます。

インフラエンジニアの中で、サーバエンジニアやクラウドエンジニアなどはLinuxを使用しないことはほぼないと思いますので、目指す方は押さえておきたい資格となります。開発エンジニアもLinuxを使用できるようになっていれば、スキルの幅を広げることができると思います。

試験はレベル1〜3まであり、下位資格を持っていないと上位資格を受けられない仕組みとなっております。LPICは国際的な資格、LinuCは日本国内向けの資格という感じになっておりますが、今のところはどちらを取得してもあまり変わらないと思います。(自分はせっかくなら世界を目指そうとLPICを取得しました。→世界とか無理だろっ!)
未経験者はレベル1でも持っていれば、Linuxの基本的なことは操作できると証明することができるので、ぜひ目指してみてください。

この資格はあるインフラ系の企業を受けた時に、「この資格すら持っていないの?」みたいな感じで少しバカにされたので頭にきて取得しました。もちろんその企業には行っていないですが、資格を取るきっかけになったので感謝しています。

資格を取得した時の学習方法などを紹介しておりますので、合わせてお読みください。

シスコ技術者認定試験(CCNA)

こちはCiscoシステムズ社が認定するネットワーク系の資格となります。

ネットワークエンジニアを目指す方にとっては免許証ともいえる資格と言われています。

Ciscoシステムズ社はネットワーク機器のメーカーですが、Ciscoの機器のシェアが高く、この機器を扱えることが業界標準となっているため、この資格を持っていることでネットワークの知識があると認められます。

試験は色々なレベルに分かれており、試験も複数ありますが、未経験の方は最もポピュラーなアソシエイトレベルのCCNAを目指すといいと思います。

業務では主にサーバやクラウドに携わっており、ネットワーク機器を触ることはないのですが、ネットワークの知識は業務で必要なので取得を目指しています。

資格を取得した時の学習方法などを紹介しておりますので、合わせてお読みください。

AWS認定資格

こちらはクラウドサービスの一つであるAWS(Amazon Web Service)の認定資格になります。

今はクラウドサービスがどんどん普及してきており、インフラエンジニアにはクラウドの知識も求められるようになってきました。

クラウドサービスはAmazonやGoogle、Microsoftなど世界の名だたる企業が提供していますが、その中でAmazonが提供していいるAWSは世界シェア1位となっており、日本企業でも多く使用されています。

そのためAWSが扱えるというだけでもかなり需要があり、将来的にクラウドエンジニアという道も開けるため、ぜひおすすめする資格となります。

こちらもレベル毎に複数の試験がありますが、未経験者は一番基礎的なクラウドプラクティショナー(CLF)から目指すのがいいのではないかと思います。一番ポピュラーと言われる資格はアソシエイトレベルのソリューションアーキテクト(SAA)なので、ここまで取得できれば文句ないでしょう。

AWS資格は全部で12個あるので、興味のある方は12冠を目指してみてください。

資格を取得した時の学習方法などを紹介しておりますので、合わせてお読みください。

Pythonエンジニア認定基礎資格

こちらはプログラミング言語であるPythonの基礎知識を証明できる資格となります。

PythonはAIや機械学習、データサイエンスなど使用されているプログラミング言語で非常に人気があり、需要もある言語となります。

Pythonを使用するエンジニアにはもちろん、インフラエンジニアでもプログラミング言語を扱えると業務の幅が広がるのでおすすめする資格となります。

プログラミング言語の認定資格はそれぞれの言語であるため、他の言語を使用するという方は、使用する言語の資格を目指しても良いと思います。

自分は転職活動中にプログラミング言語の勉強もしており、せっかく勉強したのだから何か形に残るようにしたいと思い資格を取得しました。

現在は業務に取り組むのに必死でプログラミングまでは取り組めていない状況ですが、将来的に資格取得に取り組んだことが役に立ってくれればいいなと思っております。

さいごに

今回は私が転職活動をする上で取得した資格を紹介しました。

ITエンジニアは実力主義の部分があり、資格は関係ないという意見も目にしますが、特に未経験者にとって資格は大きな味方となってくれます。経験者も知識の幅を広げるための手段としては有用だと思いますので、ぜひ資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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