【CCNA】合格!に一歩近づくための勉強方法のご紹介

2024年2月4日

こんにちは、kadです。

kad

今回はネットワークエンジニアには必須とも言えるCCNAの資格を取得するための勉強方法を紹介します。

私は普段、主にサーバやクラウドに携わるインフラエンジニアとして業務を行なっておりますが、ネットワークの知識を付けるためにCCNAの取得を目指し、2022年10月22日に無事に取得いたしました。

CCNAは試験範囲がとても広く、問われる範囲はネットワークの基礎知識とはいえ専門的な内容になるので、決して簡単ではない試験です。(自分はなかなか苦労しました。)

しかし、しっかり対策を取れば、業務経験のない初心者の方でも十分取得することができる資格となっておりますので、これからネットワークエンジニアを目指す方、ネットワークの知識を身につけたい方は目指すべき資格です。

そんな方々の参考になるべく、私が実践した勉強方法を紹介いたします。

CCNAとは

CCNAとは正式名称が「Cisco Certified Network Associate」といい、ネットワーク関連機器の世界最大手と言われるシスコシステムズ社が実施する資格試験のひとつです。

シスコシステムズ社の製品に関する問題が問われる試験で、取得するとそれらの知識、技術を有していると証明することができます。

シスコシステムズ社はネットワーク関連機器市場で世界、国内でも約50%のシェアを占めているため、ネットワークエンジニアはシスコシステムズ社の製品に触れる機会が多くあると思われます。資格を取得しているだけで、シスコシステムズ社の製品を扱える基礎を保有していると認められるため、活躍できる場が広がったり、転職や就職にも有利に働くことが期待できます。

試験はエントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパートの4段階に分かれており、CCNAはその中でアソシエイトに位置付けられております。

基礎知識ではあるのですが、2020年に試験の大幅改定があり、8種類あった試験が1つに統合されました。そのため、試験範囲がとても広くなり、難易度が上がったと言われています。

勉強期間

私の場合は6月に学習を始め、10月に合格したため、勉強期間は 4ヶ月ほどでした。

勉強時間は1日1〜2時間ほどで、トータルで200時間くらいです。

子供がいる家庭でなかなかまとまった時間をとることができないため、通勤時間などの隙間時間や朝の時間を使って毎日コツコツと学習を進め、休日にやり込んだわけでもなく、平日も休日も同じペースで勉強しておりました。

自分は勉強時点で応用情報技術者やLPICなどIT系の資格をいくつか所持している状態でしたので、初学者が取り組もうとするともう少し時間がかかると思われます。

オススメする勉強方法

①本による学習

自分の性格上、まず始めに試験範囲全体を把握したいという思いもあり、本を使用してのインプットから始めました。

使用した本は翔泳社さんの「Cisco CCNA完全合格テキスト&問題集〈対応試験〉200-301 シスコ技術者認定教科書」です。通称「白本」と呼ばれるやつです。

自分が使用した感想としては、この本は試験の重点的な部分を分野毎に分けて押さえており、図を多く使って分かりやすく説明されているので、読んでいてとても理解がしやすかったです。

統合したCCNAの試験に対応するためか、ページ数は800ページほどと多いのですが、内容を全て理解することができれば合格できるのではないかと思えるくらい充実しています。

kad

試験範囲が広いから全てを理解するのは大変なんですけどね。。。

模擬試験も紙面とPDFで準備されており、試験前のチェックもできます。自分は②の方法で学習後、本紙の模擬試験を実施して、試験に臨みました。

本で学習したい方にはオススメの一冊です。

②オンラインによる学習

私は本による学習を終えたあと、IT系資格取得には欠かすことのできない「Ping-t」というサイトで問題演習に取り組みました。この試験のみならず、今まで取得した試験でお世話になっているサイトです。

問題演習を行うには会員登録が必要で、無料会員と有料会員があります。無料会員でも一部の問題を解くことはできますが、合格を目指す方は有料会員になった方が良いと思います。
1ヶ月単位で登録することができ、2,400円/月(税込)で有料会員期間が長ければ長いほど割引されてお得になります。自分は問題演習期間を1ヶ月と決め、1ヶ月登録して演習に取り組みました。(最終的には足りなくて、追加1ヶ月登録しました。)

このサイトでは、とにかくひたすら問題を解きます。問題見たら答えが出てくるくらい解きます。

ミスした問題にチェックが付いたり、2連続正解したものはコンボとなったり、自分の得意・不得意が見えてくるので、どこを重点的に詰めるべきかが分かってきます。

あと何より解説が素晴らしく、本サイトでアウトプットのみならず、インプットをすることができます。合格体験記などを見ると、Ping-tのみで合格した方もいるくらいです。白本をさっと1回読んだだけでは恐らく分からない問題が山ほど出てくるので、Ping-tでは学びながら問題演習を行なっていきます。

模擬試験も行う機能もあります。CCNAは試験時間も長く、問題数も多いので、模擬試験を行うだけでも大変です。自分にとって模擬試験はかなりの苦行でした。しかし、ここで8割、9割取れてくると自信につながり、合格に近づくと思います。

試験について

①準備

準備が整えばいよいよ試験の準備です。

試験はピアソンVUEから申し込み、全国の会場または自宅で受験することができます。

私はある程度自由に受験時間を決めれることと、これまでも何度か自宅で受験しているので今回も自宅で受けました。

kad

会場まで行くのめんどくさい。。。

自宅で受験するためには、専用のアプリを入れ、事前にテストを行いネットワーク要件などを満たせた場合に受験することができます。

試験前に本人確認や試験場所(机)の周りの写真などを撮って送り、試験中はPCのインカメラで録画されている状態となります。カメラから顔が外れると失格となるので、ちょっとプレッシャーです。
家の中に自分以外の方がいる方は、試験中に絶対に部屋に入って来ないように徹底してください。

②試験について

肝心の試験についてですが、試験はCBT方式(コンピュータを利用した試験)で行われます。出題形式は選択問題(単一、複数)とドラックアンドドロップ問題という複数の回答をマウスでグループ分けするような形式です。

注意する点として、まずCCNAは問題をランダムに出題しているらしく、問題を後回しにしたり、後から見返したりすることができません。回答したらそれまでですので、1問1問確実に解いてください。
確実には解かなければならないのですが、120分で約100問を解かなければならず、1問に充てられる時間が平均すると1分少々なので、確実にできるだけ早く解いていくようにしてください。中には用語に関する問題などで、即回答できるものもあります。

あと気をつけなければならないのがCISCO語と呼ばれるやつです。CCNAは英語の試験を日本語に訳して出題されているため、たまに変な訳され方をして問題の訳が分からない時があります。
例えば白本などで英単語として紹介されている用語が日本語に訳されて出題されることがあります。こればかりはなかなか対策も難しいので、もし出くわして解読が難しい場合は諦めて次の問題に進みましょう。

受験料は33,600円(税込)と決して安くない金額です。万全の準備をして一発で合格できるようにしましょう!

まとめ

CCNAのまとめ

CCNAはネットワークエンジニアを目指す方にとっては必須となる資格

・初学者でも取得を目指すことができる

・勉強時間は事前知識がある方で200時間程度

・本やオンラインなど学習ツールは多くある

CCNAの試験について主観を交えながら紹介いたしました。
決して簡単な試験ではないですが、これから取得を目指す方に少しでも参考になればと思います。

その他にもエンジニアを目指す方にオススメの資格を紹介しておりますので、ご参考ください。

資格