【30代未経験】ITエンジニア転職に必要な5つのこと

2022年11月6日

こんにちは。kadです。

30代未経験からITエンジニアへの転職を考えているみなさま、

転職したいと考えていても、「一体何から手を付けたらいいの?』、「ITエンジニア転職に必要なことは何なの?」などと感じていませんか?

未経験からすれば、ITエンジニアってプログラムをひたすら書いているイメージがあると思いますが、実際には何をやっているかよく分からず、未知感をものすごく感じると思います。

とりあえずプログラミングの勉強を始めるものの、途中で挫折をしてしまったり、必死で勉強は続けているけど、転職活動がなかなかうまくいかなかったりと悩んでいる方は多いと思います。それが30代であれば、なおさら悩みは深いと思います。

そこで、「30代」、「ITエンジニア未経験」、「家族持ち」、「家持ち」、「地方在住」のスペックである私がITエンジニアの内定をいただく過程で感じた、ITエンジニア転職に必要なことをご紹介いたします。

同じような境遇で悩んでいる方がいれば、ぜひ参考にしてみてください。

30代未経験からITエンジニア転職に必要なこと

30代未経験からITエンジニア転職に必要なことは以下の4つです。

30代未経験からITエンジニア転職に必要なこと
  1. ITエンジニアという職に興味を持つこと
  2. 自ら積極的に勉強する習慣をつけること
  3. 資格を取得すること
  4. 転職エージェント、求人サイトを活用すること
  5. 折れない心を持つこと

それでは、ひとつずつ説明していきます。

ITエンジニアという職に興味を持つこと

正直、

「何当たり前のことを言っているの?興味がなかったら転職なんて考えないよ!」

と思うはずです。

ですが、その「興味を持つ」という中身が非常に重要だと自分は感じています。

自分が考える「興味を持つ」とは何か。それは好き」だと感じることです。

「この業界は伸びている」「手に職がつけられる」「お金を稼ぐことができる」「かっこいい」など興味を持つきっかけはいろいろあると思います。

しかし、最終的に「好き」のレベルまでいかないと、実際にその仕事に就くことができたとしても、興味を持ち続けたり上達していくことは難しいと感じます。

「好きこそものの上手なれ」ということわざはまさにその通りだと感じます。

ITエンジニアに限ったことではないかもしれませんが、興味を持ったならば、その業種・業界を調べてみるなり、プログラミングなどを学習してみるなり、実際に手を動かしてみて、最終的な決断をする前に、好き」になれるかどうかを判断することはとても大事なことだと感じます。

自ら積極的に勉強する習慣をつけること

ITエンジニアは学び続ける職業だと言われています。

IT技術は常に新しいものが生まれ、流行りなどもあり、使われる技術がどんどん入れ替わります。何かひとつの技術を身につけられたとしても、数年後にはその技術は使われなくなるかもしれません。使われない技術しか身につけていなければ、ITエンジニアとしての市場価値はどんどん下がり、エンジニアとして仕事ができなくなるなんてことにもなってしまうかもしれません。。

そのため、ITエンジニアとしての市場価値を高めていき、将来の可能性を広げていくためにも常に勉強をすることが必要となります。

特にITエンジニアになる前からその習慣を身につけておくことはとても大事になります。

「未経験者」や「初学者」にとっては、新しい技術に目を向ける前に基礎(既存の技術)を身につけていく必要があります。基礎といっても、学ぶべきことは膨大にあり、ITエンジニアの職種によって学ぶべきことが違ったりもします。
※ITエンジニアでもフロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、インフラエンジニアなど様々あり、求められる技術が異なります。

「ITエンジニアになってから業務に必要なことを学んでいけばいいや」などと思っていると、新卒や20代ならまだしも30代であれば手遅れになるかもしれません。(自分は恐ろしくてそんな選択はできません。。。)

今後のためにも、転職活動を始める前に、基礎の勉強を行うべきです。

実際の転職活動でも「本当の未経験者」と「未経験だけど自ら基礎を勉強している」では、面接などの印象も全然違いますし、ITエンジニアになった後も必要な技術を吸収するスピードも異なってくると思います。

まずはIT技術全般の基礎から学んでいき、自分がなりたいITエンジニア像が見えてきたら、その道の基礎をさらに学んでいくという形でどんどんシフトしながら勉強をしていけば良いと思います。
※自分がなりたいエンジニア像をすぐに見つけるのは難しいと思うので、エンジニア職について調べたり、プログラミング言語やITサービスの使用、資格の勉強などいろいろやってみる必要はあるかと思います。

「勉強を続けることはつらい」と思うことがあるかもしれません。そんな時はITエンジニアとして働く自分の姿を強く思い浮かべてみてください。本当にITエンジニアになりたいと思うのであれば、きっとワクワクしてくるはずです。その気持ちを勉強にぶつけることで「つらい」気持ちを乗り越えることができると思います。

資格を取得すること

よく「ITエンジニアに資格は必要ない」という意見を目にすることがあります。

IT業界は実力主義の部分があり、技術があれば資格は必要ないということは理解できる部分はありますが、あくまでもそれはすでにITエンジニアとして働いている人の話であって、これからITエンジニアになろうとしている人の大部分には当てはまらない話だと思っております。

特に未経験からITエンジニアを目指す人は、資格取得が必要不可欠だと感じます。

企業が採用をする時は当然ながら自分の会社に必要な人材を求めます。そのため、求職者は企業に必要だと思ってもらわなければなりません。履歴書や職務経歴書、面接などでそれをアピールするわけですが、プラスアルファで力になってくれるのが資格だと思います。

資格を持っていれば、自分がどのレベルまで身につけているのかを簡単に証明することができ、企業側も求めているスキルとの比較が容易になると思っております。また、資格を持っているということで、少なからず自信に繋がります。

IT系の資格はIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)の国家資格やベンダー資格など数多くあります。
まずはIPAのITパスポートや基本情報技術者から取得し、応用情報技術者や必要なベンダー試験へと進んでいくのが体系的に勉強できて理解もしやすく、着実にステップアップできるのではないかと思います。

おすすめな資格について紹介しているので参考にしてみてください。

ITエンジニアへの転職を希望している方は、ぜひとも資格の取得にトライしてみてください!

転職エージェント、求職サイトを利用すること

基礎の勉強や資格取得などを行い、いざ転職活動をするステップまで進んだ人は「転職エージェント」に登録して転職活動を進めてください。

「転職エージェント」では、自分専門のエージェントが付き、転職のアドバイスをしてくれたり、求人を探したりしてくれます。各社サービスがありますが、登録をすれば無料でサービスを受けることができます。

必ずどこかに応募をしなければならないものでもなく、エージェントは企業の採用担当でもないので何でも気軽に相談することができ、業界情報などの情報収集や履歴書や職務経歴書のチェックに活用することもできます。

大抵は初回にどのような職種を希望しているかの面談(対面、WEB、TELなど)があるのですが、その際に「本当に自分はITエンジニアになりたいのか」と改めて考えることもできます。これは今後転職活動を進める上で意外と重要です

また、「未経験」からの転職を希望する場合は、「転職エージェント」の他に「求人サイト」も登録してください。「転職エージェント」と「求人サイト」の違いは、簡単にはエージェントが付くか付かないかです。

「転職エージェント」はエージェントが求人を探してくれたり、応募のフォローなどしてくれますが、「求人サイト」は求人情報が掲載されており、そこから自分で探して自分で応募します。

一見、「転職エージェント」の方が便利だと思いますが、サービスと企業側との仕組みの関係で、「求人サイト」の方がうまくいく場合があります。
※以下記載の仕組みは全てが記載通りではない可能性があります。あくまで自分が確認した範囲での内容となります。

その仕組みとは、「転職エージェント」は採用が決まったら企業から「転職エージェント」側に報酬が支払われます。報酬は以下記載の「求人サイト」掲載料よりも基本的に高いです。企業側は、高い報酬を支払わなければならない分、よりよい人材を求めるために選考が厳しい印象があり、未経験者が選考を通過するのはなかなか難しいのではと感じました。

一方で「求人サイト」は求人を掲載する時点で費用が発生します。その求人から何人採用しようと追加費用はかかりません。そのため、未経験者であっても反応がよく、じっくり話を聞いてくれる企業が多く感じました。

実際に自分も「転職エージェント」ではなく、「求人サイト」からの応募で内定を獲得しました。

「転職エージェント」と「求人サイト」はどちらが合っているかは人それぞれかと思いますので、両方使用してみて、それぞれのサービスのよいところを活用しつつ、最終的には自分の希望を叶えられそうなサービスを使用するのがよいと思います。

折れない心を持つこと

最後は折れない強い心を持つことが大事です。

30代未経験での転職活動では、ビックリするくらい書類選考が通りません。
※人に寄ると思いますが自分は全然ダメでした。

自分は「転職エージェント」「求人サイト」で30〜40社程度応募しましたが、面接まで進めたのは4〜5社くらいです。未経験というハンデは当然ありますが、年齢の壁もすごく感じました。「35歳限界説」などの転職の年齢の壁はなくなってきていると言われますが、企業側からすると若い人材の方が採用しやすいので、年齢を重ねるごとに厳しくはなってきます。

新卒や20代での転職の時のようにはスムーズに進まないと思うので、
決して挫けない心を持って挑んでください。もしくは転職活動中に鍛えてください。(自分は転職活動中に鍛えられました。)

さいごに

30代未経験からITエンジニア転職に必要なことをまとめてみました。同じような境遇でITエンジニアや異業種転職を目指す人はぜひ参考にしてみてください。